Recipe

忙しい日には作りおきのできる常備菜があると助かります。かけたり和えたりするだけで一品になる肉味噌は重宝なもの。麺にご飯に野菜にと応用範囲も広く、お弁当にも使えます。

Text by Hiroko Ochi×Photo by Design Studio Paperweight INC

2021.05.10

ジャージャー麵と肉味噌の応用

<材料>2人分
肉味噌
 豚ミンチ………200g
 生姜(みじん切り)………小さじ4
 白葱(みじん切り)………大さじ4
 ニンニク(みじん切り)………1片分
 赤味噌(仙台味噌を使用)………100g
 砂糖………大さじ4
 酒………大さじ4
 みりん………大さじ4
 ごま油………小さじ2
 サラダ油………小さじ2

乾麺(稲庭うどんを使用)………160g
きゅうり………1/3本
白ネギ(白髪葱用)………4cm長さを2個
肉味噌(上記分量で作ったもの)………140~160g
ラー油(好みで)………適宜

<作り方>

  • A【肉味噌を作る】
  • (1) 鍋に分量のサラダ油を熱して、中火で生姜と白葱、ニンニクのみじん切りを炒める。
  • (2) 香りが立ったら弱火にして酒とみりん、砂糖を加え、沸いてきたら豚ミンチを加えて中火でよく混ぜ、ミンチをほぐして火を通す。
  • (3) ミンチがほぐれて火が通ったら赤味噌を加え混ぜ、水分を飛ばし過ぎないように注意して、火を止める。
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  • B【野菜を準備する】
  • (1) きゅうりを斜め薄切りにして、次に細切りにする。
  • (2) 白葱に縦の切り目を1本入れて開き、中心部を除く。外側の白い部分の繊維に沿って細切りにし、水に晒して水気を切る。(白髪葱)
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  • C【うどんを茹でて仕上げる】
  • (1) パッケージの表示に従って乾麺を茹でる。
  • (2) 茹ったらザルに上げて水気を切る。
  • (3) 器に(2)のうどんを盛り、肉味噌ときゅうり、白髪葱をのせる。辛みが欲しい場合は、盛り付ける前に肉味噌とラー油を混ぜておく。

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ジャージャー麵
ジャージャー麺の調味料は本来甜麺醤と豆板醤、麺は中華麺を使いますが、作りおいていろいろな料理に応用し易いように、日本の赤味噌を使いました。同じ理由で豆板醤も使用せず、好みでラー油を加えるようにしました。また麺もうどん(乾麺)を使用。冷凍のうどんでも良いでしょう。肉味噌は冷蔵庫で1週間保存可能。

肉味噌の応用: 温奴

<材料>2人分
木綿豆腐………1/2丁
肉味噌………適宜
青葱の小口切り………適宜

<作り方>

  • (1) 豆腐を2等分して小皿に盛り、電子レンジで温める。
  • (2) 豆腐の上に肉味噌をのせ、青葱の小口切りを添える

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温奴
豆腐は水分が出るので、電子レンジで温めたのち、キッチンペーパーで吸い取ること。

肉味噌の応用: 油焼き茄子

<材料>2人分
茄子………2cm厚さの輪切り4個
サラダ油………大さじ2
肉味噌………適宜
青葱の小口切り………適宜
煎りごま………適宜

<作り方>

  • (1) フライパンにサラダ油を熱して茄子を並べ、フタをして中火弱の火加減で両面焼く。途中サラダ油が足りなければ足す。
  • (2) 火が通って焼き色がついたら、小皿に二切れずつ盛る。茄子に肉味噌をのせ、片方には青葱の小口切り、もう片方には煎りごまを添える。

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油焼き茄子
茄子は油が大好き。いくらでも吸います。まず分量のサラダ油で片面を焼いて、足りなければ足してやりましょう。

肉味噌の応用: 肉味噌おにぎり

<材料>2人分
温かいご飯………120g
肉味噌………大さじ2~3
大葉………2枚

<作り方>

  • (1) 手のひらに水を少しつけてご飯60gをのせ、円盤型のおにぎりをつくる。
  • (2) 小皿に大葉をしいておにぎりをのせる。
  • (3) おにぎりの上に肉味噌をのばす。

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肉味噌おにぎり
肉味噌はご飯との相性も良い。肉味噌にしっかり味がついているので、おにぎりに塩は不要。

ニラサラダ

<材料>2人分
ニラ………1把
緑豆モヤシ………60g
生しいたけ………2枚
酒………小さじ2
塩………少々
プチトマト………5個
芽ヒジキ………2g
ゴマドレッシング(市販品)………適宜

<作り方>

  • (1) 芽ヒジキをさっと洗ってから水に20分つけてもどし、ザルにあげて水気を切る。
  • (2) 生シイタケの軸を取り除き、かさの部分を5mm幅に切る。
  • (3) 小鍋に酒と塩を入れて火にかけ、(2)のシイタケを入れて酒煎りにする。
  • (4) モヤシのヒゲ根をとる。
  • (5) 鍋に湯を沸かし、モヤシを入れて1分間茹でる。次に水にとって冷まし、ザルにあけて水気を切る。
  • (6) ニラは根元と葉で火通りが異なるので、【画像01から04】を参考に茹でる。まずボウルに氷水を用意する。
    ニラ束の中央をつかみ、根元を振り洗いするように茹でる【【画像01】
  • (7) ニラの根元が少し柔らかくなったら、氷水につけて茹で過ぎを防ぐ【画像02】
  • (8) ニラ束を持ち替えて、残りの葉の部分をさっと茹でて【画像03】氷水につける【画像04】
  • (9) ニラの水気を絞り、3~4cm長さに切る。
  • (10)  プチトマトを横2つに切る。
  • (11)  ボウルにニラとモヤシ、シイタケ、芽ヒジキを入れて混ぜ合わせる。
  • (12) (11)とプチトマトを器に盛り、胡麻ドレッシングを添える。

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ニラサラダ
ニラの茹で加減はむつかしいもの。根元に合わせると葉が茹で過ぎになり、反対に葉に合わせると根元が半生状態になります。丸ごといい状態に茹で上げるため、このレシピの茹で方がお勧めです。

 

料理教室主宰・レシピ考案
越智裕子

大学卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。卒業後、同校の学術出版部に奉職。
主として製菓、西洋料理の原稿を担当。
退職後、1995年から自宅キッチンにて料理教室を主宰、今に至る。
2000年から数年コープこうべカルチャーセンターにて講師を勤める。神戸在住。

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