Recipe
だれもが好きなハンバーグ。目玉焼きをのせ、ご飯と野菜も一緒に盛って、ハワイでお馴染みのロコモコ丼にしました。居ながらにして、ハワイの休日気分を味わえますよ。
Text by Hiroko Ochi×Photo by Design Studio Paperweight INC
ロコモコ丼
<材料>2人分
●ハンバーグ
牛ミンチ………200g
玉葱………80g
パン粉………大さじ3
牛乳………大さじ1と1/2
溶き卵………1/2個分
塩………小さじ1/4
こしょう………適宜
ナツメグ………適宜
ケチャップ………小さじ1/2
ウスターソース………小さじ1/4
バター、サラダ油………各小さじ1
●ソース
玉葱………50g
赤ワイン………50cc
水………1カップ
ビーフシチュー用のルー(デミグラス味、市販品)………30g
トマトケチャップ………小さじ1/2
ウスターソース………小さじ1/4
しょうゆ………小さじ1/4
塩、こしょう………適宜
●目玉焼き
卵………2個
サラダ油………適宜
●添え野菜
ベビーリーフ………軽く2つかみ
アボカド………大1/2個
人参(ピーラーで幅7~8mm、長さ4~5cmに削いだもの)………10~15枚
●豆腐ドレッシング
絹漉し豆腐………100g
マヨネーズ………大さじ1と1/2
レモン果汁………小さじ1
塩、こしょう………各少々
ご飯………250g~300g
<作り方>
- A【ハンバーグを作る】
- (1) パン粉と牛乳を合わせて、湿らせる。
- (2) 玉葱はみじん切りにする。この時、ソース用の玉葱もみじん切りにしておく。
- (3) ボウルに牛ミンチと分量の塩を入れ、混ぜ合わせる。
- (4) 次にこしょう、ナツメグ、ケチャップ、ウスターソースを加えて混ぜ合わせる。
- (5) さらに分量の溶き卵、(1)のパン粉の順に加え混ぜ、最後に(2)の玉葱のみじん切り80gを混ぜる。
- (6) (5)を2等分にして、成形する。
- (7) 熱したフライパンにバター、サラダ油各小さじ1を入れ、(6)を焼く。
片面に焼き色がついたら裏返し【画像01】、フタをして焼き上げる。焼き上がったら、皿に移す。 - B【ソースを作り、ハンバーグを温める】
- (1) ハンバーグを焼いた後のフライパンに、Aの(2)の玉葱のみじん切り50gを加えて炒める【画像02】。
- (2) 玉葱がしんなりしたら赤ワインを加え、次に分量の水とビーフシチュー用のルーを加えて煮溶かす。
- (3) ケチャップ、ウスターソース、しょうゆ、塩、こしょうを加える。
- (4) (3)に濃度がついてきたらハンバーグをもどし、温める。
- C【目玉焼きを作る】
- (1) フライパンを熱してサラダ油をひき、卵を割り入れる【画像03】。
- (2) 白身が固まったら、火を止める。
- D【豆腐ドレッシングを作る】
- (1) フォークを使って、豆腐をつぶす。
- (2) コーヒードリッパーにフィルターをセットして(1)を入れ、水気を切る【画像04】。
- (3) ボウルに(2)の水気を切った豆腐と分量の調味料を入れて、混ぜ合わせる。
- E【添え野菜を準備する】
- (1) ベビーリーフは洗って、水気を切って、人参と混ぜ合わせる。
- (2) アボカドは皮をむいて、食べ良い大きさに切る。
- F【ロコモコ丼に仕上げる】
- (1) 皿の手前のほうにご飯をよそい、奥に添え野菜を盛る。
- (2) ご飯の上にハンバーグ(A)をのせ、ソース(B)をかける。
- (3) 最後にソースのかかったハンバーグの上に目玉焼き(C)をのせる。豆腐ドレッシング(D)は、別の器に入れて添える。
Recipe column
●ロコモコ丼
ハンバーグの材料・調味料は、何度かに分けて状態をみながら混ぜるほうが、まとめやすいようです。焼き上げたハンバーグが冷めないように、温めたオーブンに入れておくと良いのですが、そのためにオーブンを温めるのも大変です。そこで、ソース作りの最後にハンバーグを鍋に戻して温め、解決。味もなじみます。豆腐ドレッシングに使用する豆腐は、品物により水の含み具合に差があるので、使用する豆腐の量、または調味料の量を加減して下さい。
タコのサラダ
<材料>2人分
茹で蛸の足(太めのもの)………120g
きゅうり………1/2本
セロリ………30g
プチトマト………4個
塩………少々
●ドレッシング
レモン果汁………大さじ3/4
塩………小さじ1/4
こしょう………少々
オレガノ(ドライ)………小さじ1/2
EXVオリーブオイル………大さじ2と1/2
<作り方>
- (1) きゅうりは乱切りにし、セロリは筋をとって1cm角に切る。それぞれにうす塩をしてザルに入れ、10~15分そのままにして、軽く絞る。
- (2) 茹で蛸の足は食べよい大きさの乱切りにする。
- (3) プチトマトはヘタをとり、横2つに切る。
- (4) ボウルに塩、こしょう、レモン果汁、オレガノを入れてかき混ぜる。次にEXVオリーブオイルを少しずつ加えながらかき混ぜ、乳化させる。
- (5) (4)のボウルに(1)(2)(3)を入れ、混ぜ合わせる。
Recipe column
●タコのサラダ
きゅうりやセロリは切ったままより、うす塩をして、水分が出てきたら軽く絞ったほうが、ポリポリと食感がよくなります。和食のきゅうりもみを思いだして。
料理教室主宰・レシピ考案
越智裕子
大学卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。卒業後、同校の学術出版部に奉職。
主として製菓、西洋料理の原稿を担当。
退職後、1995年から自宅キッチンにて料理教室を主宰、今に至る。
2000年から数年コープこうべカルチャーセンターにて講師を勤める。神戸在住。
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