Recipe
豆の美味しい季節。グリンピースをフランスの伝統的な煮込み料理にしました。甘くて柔らかな、やさしい味です。主菜はマスタードの効いたカツレツ。簡単で美味しくて、の代表料理です。
Text by Hiroko Ochi×Photo by Design Studio Paperweight INC
豚肉のマスタードサンドカツレツ
<材料>2人分
豚肩ロース(スライス)………8枚
塩、こしょう………適宜
粒マスタード………大さじ2
●糊
・小麦粉………小さじ2
・水………小さじ2
●卵液
・卵………小1個
・水………小さじ2
小麦粉………適宜
パン粉………適宜
サラダ油………適宜
レモン………1/6個分のくし形に切ったもの2個
ベビーリーフ………適宜
塩………適宜
EXVオリーブオイル………適宜
<作り方>
- (1) 豚肉を2枚ずつ重ね、計4組作る。
- (2) (1)の片面に、かるく塩、こしょうして【画像01】、裏返す。
- (3) (2)の豚肉の上面の1/2に、粒マスタード大さじ1/2ずつのばす。この時糊代として、豚肉の縁5mmは粒マスタードをぬらない。
- (4) 小麦粉小さじ2と水小さじ2を混ぜ合わせて糊を作る。この糊を豚肉の縁に薄くぬり【画像02】、豚肉を2つに折る。
豚肉の縁を指で押して、しっかり閉じる【画像03】。 - (5) 卵と分量の水を混ぜ合わせる。
- (6) (4)の豚肉に小麦粉、(5)の卵液、パン粉の順で衣をつける。
- (7) フライパンに(4)の豚肉が1/2くらい浸かる分量のサラダ油を入れて、170度くらいに熱する。
- (8) (7)に(6)の豚肉を入れ、途中で一度裏返す。両面がきつね色になったら、出来上がり【画像04】。
- (9) 器に(8)とベビーリーフを盛り、レモンを添える。
- ※ベビーリーフは塩とEXVオリーブオイルをふり、いただく。レモンを搾っても良い。
Recipe column
●豚肉のマスタードサンドカツレツ
スライス肉を重ねて、口当たりの良いカツレツをつくりました。マスタードが豚肉の旨みを引き出してくれます。肉がはがれないように、縁をピタリとつけましょう。
グリンピースの煮込み、フランス風
<材料>作りやすい分量
グリンピース(冷凍)………250g
レタス………2~3枚
玉葱………1/4個
ベーコン(スライス)………2枚
バター………大さじ2
ローリエ………1枚
水………1カップ
チキンコンソメ………1/2個
砂糖………小さじ1
塩………小さじ1/4
こしょう………少々
<作り方>
- (1) レタスは水洗いし、大きめにちぎる。
- (2) 玉ねぎは粗みじんに切る。
- (3) ベーコンは1cm角に切る。
- (4) 鍋にバターを熱し、ベーコンを炒める。ここに玉葱を加えて炒め、次いでレタスを加えて更に炒める。
- (5) レタスがしんなりしたら、グリンピース、水、チキンコンソメ、砂糖、塩、ローリエを加え、フタをして10~15分中火弱で煮る。
- (6) グリンピースが柔らかくなってきたら、フタをずらして煮る。
- (7) 水分がなくなってきたら、味を見て足りなければ、塩、こしょう(分量外)で味を調える。
Recipe column
●グリンピースの煮込み、フランス風
勿論旬のフレッシュなグリンピースで作るのが最上。でも冷凍ものも旬の時期に収穫し、すぐに加工するので充分美味しいし、時間のない時には便利です。
料理教室主宰・レシピ考案
越智裕子
大学卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。卒業後、同校の学術出版部に奉職。
主として製菓、西洋料理の原稿を担当。
退職後、1995年から自宅キッチンにて料理教室を主宰、今に至る。
2000年から数年コープこうべカルチャーセンターにて講師を勤める。神戸在住。
Recent entries
-
人が集い、会食の機会も増える年末年始。つい暴飲暴食してしまいますね。時には滋味豊かな餡かけ丼で、胃を労わってやりましょう。いいだしを引くのが、美味への第一歩です。
-
体が暖まる料理が恋しい時期になりました。鶏肉料理とニンニクをたっぷり使うスペイン料理のスープで、やって来る寒さに元気に立ち向かいましょう。
-
空が高くなり、過ごしやすくなるとともに食欲が増してきましたね。ボリュームのあるオープンサンドイッチとマッシュルームのクリームスープでランチは如何でしょう。
-
夏の疲れが出てくるころです。体がむくんだり、冷房で体が冷えていたり。こんなときは薬膳料理のお智慧拝借。日常の食材をうまく使って、改善しましょう。