Recipe

行楽シーズンの到来です。野に山に遊ぶ日の夕食は簡単に作れるものがいいですね。作りおきの料理に少し手を加えて違った一品にするといいのでは?おなじみのドライカレーの作りおきで、展開料理を楽しみましょう。

Text by Hiroko Ochi×Photo by Design Studio Paperweight INC

2019.10.11

ドライカレーと、食べ方のバリエーション

ドライカレー
<材料>作りやすい分量
牛ミンチ………300g
玉葱………大1個
セロリの葉の部分(茎が細く、葉のや柔らかいもの)………2~3本
人参………80g
ピーマン………2個
生姜、ニンニク………各1片
レーズン………大さじ3
サラダ油………大さじ3
赤ワイン………1/2カップ
トマトジュース………3/4カップ
水………1/2カップ
チキンコンソメ………1個
カレー粉………大さじ3
トマトケチャップ………大さじ3
ウスターソース………大さじ1/2
しょうゆ………大さじ1
塩………小さじ1/2と別に少々
こしょう………適宜
ローリエ………2枚

トッピング
<材料>
固ゆで玉子のみじん切リ………適宜
粉チーズ………適宜
ローストしたスライスアーモンド………適宜
(オーブンプレートにアーモンドが重ならないように並べ、150度のオーブンで15分くらいローストする。)

<作り方>

  • (1) 玉葱、セロリの葉、人参、生姜、ニンニクはみじん切りにし、ピーマンは5mm角に切る。
  • (2) 鍋に分量のサラダ油を熱し、(1) の玉葱を炒める。この時塩を少々加える。こうすると、玉葱の水分が早く出て、短時間で炒めることができる。
  • (3) 玉葱がしっとりとして透明感がでたら、(1) のセロリの葉、人参、生姜、ニンニクを加え炒める。
  • (4) (3) が充分に炒まったら、牛ミンチを加え炒める。
  • (5) ミンチの色が変わったらカレー粉を加え、炒める。
  • (6) 赤ワイン、トマトジュース、水、チキンコンソメ、トマトケチャップ、ウスターソース、しょうゆ、塩、こしょう、ローリエを加え、煮詰める。
  • (7) 煮詰まってきたらレーズンとピーマンを加え、しっかり煮詰める。

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ドライカレー
ドライカレーに使用するミンチは、豚肉でも鶏肉でもよいでしょう。野菜をしっかり炒めて、甘味を出すこと。カレー粉は上質の、スパイシーなものに。

トッピング
トッピングは好みのものを追加するといいでしょう。アーモンドはうすい茶色をおびるくらいにローストします。

【A】 ご飯と共に

<材料>2人分
ご飯………300〜350g
ドライカレー………適宜
トッピング………適宜

<作り方>

  • 皿にご飯を盛ってドライカレーをのせ、トッピングをふりかける。

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【A】ご飯と共に ご飯は少し硬めにたきましょう。

【B】 マッシュポテトと共に

<材料>作りやすい分量
ジャガイモ(男爵)………300g
牛乳………1/2カップ
バター………大さじ1
塩、こしょう………適宜
トッピング………適宜

<作り方>

  • (1) ジャガイモの皮をむいて4つ切りにし、茹でる。
  • (2) 茹でたジャガイモの湯を切り、裏ごしする。
  • (3) 鍋に(2) を戻し、牛乳とバターを加え混ぜて火にかける。中火弱の火加減で混ぜながらポテッとするまで煮て、塩、こしょうで味を調える。
  • (4) 皿にマッシュポテトをしき、ドライカレーをのせ、トッピングをふる。

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【B】マッシュポテトと共に
ジャガイモの裏漉しがめんどうならば、フードプロセッサーの出番です。粘りがでないよう、短時間で。又、ポテトマッシャーでつぶすのも「有り」です。ジャガイモの小さな塊が残っていてもご愛嬌。

【C】 半熟玉子と共に

<材料>2人分
卵(冷蔵庫から出したてのもの)………2個
ドライカレー………適宜
トッピング………適宜

<作り方>

  • (1) 卵の気室に小さな傷を作る。
  • (2) 小さな鍋に(1) の卵を入れて、ヒタヒタより少し多めに水を入れる。これを強火にかけ、沸騰したら中火弱にし、5分茹でる。
  • (3) 茹だったら氷水につけて、素早く冷ます。
  • (4) 半熟玉子のカラをむいて縦半分に切り、それを又たて半分に切って、4等分にする。ドライカレー、トッピングを添える。

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【C】半熟玉子と共に
卵黄の凝固温度は卵白よりも低いので、室温の卵を使用すると、卵黄が固まりやすくなります。冷蔵庫から出したての卵を使うと、難なく卵黄がねっとりした半熟玉子がつくれます。

【D】 春巻きに

<材料>2人分
ミニ春巻きの皮(15cm四方)………4枚
スライスチーズ………4枚
ドライカレー………大さじ4
揚げ油………適宜


小麦粉………小さじ1と1/2
水………大さじ1

<作り方>

  • (1) 春巻きの皮1枚の上にスライスチーズ1枚をおき、ドライカレー大さじ1をのせる。
  • (2) まずスライスチーズでドライカレーを巻いて筒状にする。これを春巻きの皮で巻いて、皮のはしに、分量の小麦粉と水を混ぜた糊をつけ、包む。
  • (3) (3) 揚げ油を170度に熱し、(2)を揚げる。

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【D】春巻きに
スライスチーズはとろけるタイプのものは避けた方がいいでしょう。揚げると溶けて流れて、ほんの少しのすきまからも、油の中に流れでてしまいます。

コールスロー、ラッキョウドレッシング

<材料>2人分
キャベツ………120g
セロリ………小1/2本
きゅうり………1/2本
赤玉葱………30g
塩………小さじ1/4

ドレッシング
甘酢漬けのラッキョウ………小10~15粒
ラッキョウ漬けの甘酢………大さじ1
米酢………大さじ1
塩………小さじ1/5
サラダ油………大さじ1

<作り方>

  • (1) キャベツは千切りにする。
  • (2) セロリは筋をとって、斜め薄切りにする。
  • (3) きゅうりはたて2つに切ってから斜め薄切りにし、赤玉葱はうす切りにする。
  • (4) ボウルに(1)(2)(3)を入れ、塩小さじ1/4を加え混ぜておき、しんなりしたら水分を絞る。
  • (5) ドレッシング材料の甘酢漬けのラッキョウを2~3mm厚さに切る。
  • (6) (5)ドレッシング材料の残りの材料を混ぜ合わせ、ドレッシングを作る。
  • (7) ボウルに(4)を入れて(5)のドレッシングをかけ、混ぜ合わせる。

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コールスロー、ラッキョウドレッシング
カレーに甘酢漬けのラッキョウは付もの。薬味だけに終わらせず、ドレッシングをつくってみましょう。ピリッとしたカレー味に甘酸っぱいコールスロー。いくらでも食べられそうな気がします。野菜の水気はしっかり絞りましょう。

 

料理教室主宰・レシピ考案
越智裕子

大学卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。卒業後、同校の学術出版部に奉職。
主として製菓、西洋料理の原稿を担当。
退職後、1995年から自宅キッチンにて料理教室を主宰、今に至る。
2000年から数年コープこうべカルチャーセンターにて講師を勤める。神戸在住。

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