Recipe

朝夕の風はもう秋。この暑かったひと夏を、頑張って乗り越えてくれた身体に、ご褒美をあげませんか。 ちょっと手間はかかりますが、スープカレーを作りましょう。一口食べると、身体がしゃきっとすること間違いなし。

Text by Hiroko Ochi×Photo by Design Studio Paperweight INC

2018.09.10

野菜いっぱいスープカレー

<材料>2人分
・鶏手羽元………4本
・鶏手羽中………4本
・玉葱………1/2個と別に1/4個
・セロリ(葉の部分)………15~20g
・ジャガイモ(100gくらいのもの。皮つきのまま使う)………1個
・サツマイモ(直径3~4cm位のもので4cm長さに切ったもの。皮つきのまま使う)………2個
・ごぼう(長さ8~10cmの、回し切りにしたもの)………2個
・レンコン(皮つきのまま、厚さ8mmくらいの輪切りにしたもの)………2枚
・パプリカ(赤と黄)………各1/4個
・ピーマン………1個
・ナス(ヘタを取り、たてに4つに切ったもの)………2個
・かぼちゃ(8mm厚さ)………2枚
・ズッキーニ(ヘタを取って長さを2等分に切り、それをたてに4つに切ったもの)………2個
・ヤングコーン………2本
・オクラ………2本
・キャベツ………1枚
・昆布………4g
・ニンニク(みじん切り)………小1片分
・生姜(みじん切り)………小1片分
・サラダ油………大さじ1と1/2
・カレー粉………小さじ2と1/2
・水………1.7L
・チキンコンソメ………1個と別に1/2個
・ローリエ………2枚
・トマトジュース………50cc
・塩………小さじ1/4と適宜
・こしょう………適宜
・揚げ油………適宜

<作り方>

  • (1) 玉葱1/4個と人参50gは3mm幅に切り、セロリの葉はザク切りにする。
  • (2) 鍋を火にかけてサラダ油大さじ1/2を熱し、鶏手羽元と手羽中を入れ、皮に焼き色をつける。片面にしっかり焼き色がついたら裏返して両面に焼き色をつける。
  • (3) 焼き色がついたら、鶏手羽元と鶏手羽中を取り出して(1)を入れ、炒める。野菜がしんなりしたら、分量の水の内の500ccとチキンコンソメ1/2個、ローリエ1枚を加え、弱火で20~30分煮出す。
  • (4) 玉葱1/2個はみじん切りにする。
  • (5) オクラはヘタを取り、竹串で一か所穴をあける。(油で揚げるときに、はじけるのを避けるため)
  • (6) パプリカはたてに2等分、ピーマンはたて2つに切って、種を除く。
  • (7) キャベツは硬い部分を切り取り、電子レンジにかけてしんなりさせる。冷めたら、端からクルクルと巻いて、巻き終わりをつま楊枝で止める。
  • (8) 別の鍋を火にかけ、サラダ油大さじ1を熱し、玉葱のみじん切りと塩小さじ1/4を入れて、強火で炒める。
    玉葱がしんなりして、透明感がでたら、ニンニクと生姜を加え、中火弱であめ色になるまで炒める。
  • (9) カレー粉を加えて炒め、香りが立ったら(3)を漉して入れ、残りの水とチキンコンソメ1個、ローリエ1枚、トマトジュース、昆布、人参、皮つきのままのジャガイモ、サツマイモを加えて、中火弱で、約1時間煮る。途中アクをこまめに取る。
  • (10) 煮ている途中、火が通った野菜から取り出す。取り出したジャガイモは、冷めたら2等分に切る。
    残り30分くらいのタイミングで(7)のキャベツを加え、煮る。
  • (11) 別鍋に揚げ油とかぼちゃを入れて中火にかけ、かぼちゃを油で煮るようにして、火を通す。
    かぼちゃにやっと串が通るくらいの硬さで火を強くして、170℃にまで温度を上げる。かぼちゃにすーっと串が通れば取り出す。
  • (12) 油の温度を170℃に保ちながら、オクラ、ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、ヤングコーン、ごぼう、レンコン、ジャガイモ、サツマイモ、ナスを、素揚げにする。
  • (13) (9)の鍋を約1時間煮て、スープが半分より少なくなったら、塩、こしょうで味を調える。昆布を引き上げ、食べよい大きさに切る。
  • (14) 器に鶏手羽元、鶏手羽中、野菜、昆布を盛り合わせ、カレースープを入れる。

Recipe column

野菜いっぱいスープカレー
カレーの香りって、食欲を掻き立てますよね。たっぷりの野菜を添えて、お腹も心も満たされますよ。
昆布のぬめりがアクを集めます。こまめに取って、きれいなスープにしましょう。

おまけ
こんなに沢山の種類の野菜、残ったものはどうする?はい。揚げ漬けにしましょう。野菜を少し大ぶりに切って素揚げにし、麺つゆに漬けます。冷蔵庫で3~4日は保存可能。あともう一品ほしいなという時や、お弁当に重宝します。

 

ターメリック・ライス

<材料>2人分
米………1合
ターメリック………小さじ1
塩………小さじ1/4
バター………8g
水………炊飯器の1合の目盛に合わせる。

<作り方>

  • (1) フライパンにバターを溶かして、米を炒める。
  • (2) 米に透明感がでたら炊飯器に移し、1合の目盛までの水とターメリック、塩を加えて炊く。
  • (3) 器によそい、スープカレーに添える。

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ターメリック・ライス
ターメリック・ライスを作るとき、米が割れるのを避けるため、洗わずに炒めます。リゾットや、パエリヤと同じです。

 

コールスロー・サラダ、ラッキョウドレッシング

<材料>2人分
キャベツ………150g
赤玉葱………1/5個
セロリ………1/4本
きゅうり………1/2本
甘酢漬けのラッキョウ(市販品、小さめのもの)………15粒
●ドレッシング用調味料
・ラッキョウ漬けの甘酢………大さじ2
・米酢………大さじ1
・塩………小さじ1/4
・サラダ油………大さじ2

<作り方>

  • (1) キャベツは硬い部分を取り除き、2mm幅くらいに切る。
  • (2) セロリは筋を取って、ななめ薄切りにする。
  • (3) きゅうりはたて2つに切ってから、ななめ薄切りにする。
  • (4) 赤玉葱は繊維に沿って、薄切りにする。
  • (5)  (1)~(4)をボウルに入れて、塩小さじ1/4を加えてもみ込み、しばらくそのままおく。野菜の水分が出て、しんなりしたら絞る。
  • (6) ラッキョウを2mm厚さに輪切りにする。
  • (7) ドレッシング用の調味料を混ぜ合わせる。
  • (8) ボウルに(5)と(6)を入れ、(7)のドレッシングをかけて、混ぜ合わせる。

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コールスロー・サラダ、ラッキョウドレッシング
カレーに付きもの甘酢漬けのラッキョウ。サラダのドレッシングにしてみました。カレーの合いの手にぴったりのサラダになりました。

 

シュワシュワ・ラッシー

<材料>2人分
プレーンヨーグルト………200g
砂糖………大さじ1と1/2~2
レモン果汁………大さじ1/2~1
ソーダ水………100cc

<作り方>

  • (1) グラスを2つ用意して、それぞれにプレーンヨーグルトを100gずつ入れる。
  • (2) (1)の各グラスに砂糖とレモン果汁を、分量の1/2ずつ加え混ぜ、なめらかな状態にする。
  • (3) 各グラスにソーダ水を大さじ1杯ずつ入れて混ぜ、なじませる。
  • (4) 残りのソーダ水を各グラスに等分に入れ、混ぜる。
  • (5) ストローを添えてサービスする。

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シュワシュワ・ラッシー
ラッシーはインドの飲料。普通はヨーグルトを牛乳で割りますが、我が家では、炭酸で割ります。シュワシュワと爽やかなラッシーです。

 

料理教室主宰・レシピ考案
越智裕子

大学卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。卒業後、同校の学術出版部に奉職。
主として製菓、西洋料理の原稿を担当。
退職後、1995年から自宅キッチンにて料理教室を主宰、今に至る。
2000年から数年コープこうべカルチャーセンターにて講師を勤める。神戸在住。

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