Recipe
梅雨時は食欲が衰えたり、ちょっとだるかったり。そんな時は新生姜ごはん。フレッシュな生姜の刺激が、心身ともにシャキッとさせてくれます。副菜も茹でるだけの手間いらず。お試しください。
Text by Hiroko Ochi×Photo by Design Studio Paperweight INC
新生姜ごはん
<材料>2人分
米………2合
新生姜………80g
油揚げ………1枚
だし(レシピ参照)………調味料と合わせて炊飯器の2合の目盛までになる分量
酒………大さじ2
塩………小さじ2/3
淡口しょうゆ………小さじ1と1/3
<作り方>
- (1) 米を洗ってザルに上げ、30分くらい水切りをする。
- (2) 新生姜は、皮の汚れている部分をむき、1.5~2cm長さの細切りにする。
- (3) 油揚げは、キッチンペーパーで挟み、軽く押して余分な油をとって、新生姜より少しふとめの細切りにする。
- (4) 炊飯器の釜に米とだし、調味料を入れ、新生姜と油揚げを加えて炊く。
Recipe column
●新生姜ごはん
新生姜は淡いクリーム色の艶と張りのあるものを選びましょう。生姜よりもソフトな辛味がご飯向きです。
鶏胸肉と野菜のボイルドサラダ
<材料>2人分
鶏胸肉………160g
キャベツ………大1.5枚
人参………1/2本
ごぼう………50g
玉葱………100g
グリーンアスパラガス………4本
塩………適宜
●ドレッシング
・つきごま(又はすりごま)………大さじ2
・砂糖………小さじ1と1/3
・しょうゆ………大さじ1
・米酢………大さじ1
・ごま油………大さじ2
<作り方>
- (1) 鶏胸肉は茹でて、茹で汁につけたまま冷ます。
(茹でてすぐ、鶏肉が熱いときに取り出すと、表面が干からびたようになる。) 冷めたら、手で大きめに裂く。 - (2) キャベツは一口大に、手でちぎる。
- (3) 人参は皮をむいて、ピーラーで薄くそぐ。(手を切らないように、人参の中心部分は残す。残した部分は、炒め物などに利用すると良い。)
- (4) ごぼうはまな板に寝かせ、転がしながら、ピーラーで薄くそぐ。さっと水で洗い、水気を切る。
- (5) 玉葱は1cm厚さの半月切りにし、ほぐす。
- (6) アスパラガスはハカマを取り、下部1/3の表面をピーラーでむき、下から2cmくらいを切り落とす。
- (7) 塩を加えた熱湯で、キャベツ、グリーンアスパラガス、人参、玉葱、ごぼうの順に、それぞれ茹でる。
(茹でた野菜は水に落さず、ザルに上げて冷ます。この方法はおか上げと言い、茹でた野菜が水っぽくならい。
余熱で野菜が柔らかくなりすぎないように注意する。) - (8) ドレッシング用の調味料を混ぜ合わせて、ドレッシングを作る。
- (9) 器に鶏肉と野菜を盛り合わせ、ドレッシングを添える。
Recipe column
● 鶏胸肉と野菜のボイルドサラダ
野菜の火の通し方が大切です。もう少し茹でるかな、くらいのところで引き上げ、うちわであおぐなどして、手早く冷ましましょう。
茹で汁に入れる塩は多めに。野菜の緑が美しくなり、野菜の持つ甘味も感じられます。
かきたま汁
<材料>2人分
だし………300cc
卵………1個
三つ葉(軸のみ)………4~5本
塩………小さじ1/4
淡口しょうゆ………小さじ1/3
片栗粉………小さじ1/2
水………小さじ1
<作り方>
- (1) みつばの軸は小口切りにする。
- (2) 鍋にだしを入れて火にかけ、温まったら調味料を加える。
- (3) (2)が沸いてきたら、分量の水で溶いた片栗粉(水溶き片栗)を加え混ぜる。
- (4) (3)が煮立ったら、溶きほぐした卵を、細くたらしながら入れる。
- (5) 卵に火が通りかけたら、小さな泡だて器で混ぜて、細かくほぐす。
- (6) (5)を椀によそい、(1)の三つ葉を添える。
Recipe column
● かきたま汁
かきたま汁って卵がドンと固まったりしませんか?ほんの少しの水溶き片栗と、小さな泡だて器を使うのが、細かい状態の玉子とじを作るこつです。
料理教室主宰・レシピ考案
越智裕子
大学卒業後、大阪あべの辻調理師学校に入学。卒業後、同校の学術出版部に奉職。
主として製菓、西洋料理の原稿を担当。
退職後、1995年から自宅キッチンにて料理教室を主宰、今に至る。
2000年から数年コープこうべカルチャーセンターにて講師を勤める。神戸在住。
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