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クアラルンプール最下層の街で、支え合いながら生きてきた兄弟の物語。マレーシア映画『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』は1月31日(金)よりロードショー。
マレーシア、台湾で100万人を動員する記録的ヒット!
オスカー国際長編作品賞マレーシア代表選出作品
全世界16の映画祭で19の賞を獲得した話題作、待望の日本劇場公開へ
昨年、イタリアのウディーネファーイースト映画祭での最高賞他3部門独占受賞、金馬奨6部門ノミネート・最優秀主演受賞男優賞受賞、ニューヨークアジアンフィルムフェスティバル最高賞受賞など、世界の映画祭を席巻。台湾とマレーシアでは100万人を動員する記録的なヒットを打ち立てた話題作。
ジン・オングが監督デビュー作として脚本・監督を務めた本作は、マレーシア・クアラルンプール、プドゥ地区の不法滞在孤児である聴覚障害者のアバンと裏社会に生きる弟アディの二人が、貧困と犯罪が蔓延する環境の中で苦難に直面する姿を描いている。
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聾唖(ろうあ)の兄アバンを演じたのは、台湾の人気俳優ウー・カンレン。彼がクライマックスで演じる声にならない魂の叫びは、観客の感情を大きく揺さぶるに違いない。その演技は高く評価され、台湾のアカデミー賞(金馬奨)で最優秀主演男優賞を獲得したのをはじめ、各映画祭・映画賞の演技賞を独占している。
無鉄砲な弟アディを演じた、マレーシアのスター俳優ジャック・タンは、社会から排除された若者の行き場のない怒りと悲しみを等身大で演じ、彼もまた多くの助演男優賞をその手中に収めている。
またこれまで『ミス・アンディ』等の社会派映画の秀作をプロデュースしてきたジン・オングが、本作で初めて監督デビューしたことも大きな話題を集めている。
STORY
マレーシア・クアラルンプールの富都(プドゥ)地区にある荒廃したスラム街。この地域には不法滞在者2世とも言える人々や、様々な国籍・背景を持つ貧困層の人々が多く暮らしている。
その場所で、身分証明書(ID)を与えられず、過酷な生活を強いられ生きてきた兄アバンと弟アディ。アバンは聾唖(ろうあ)というハンディを抱えながらも、市場の日雇いで堅実に生計を立てているが、アディは簡単に現金が手に入る裏社会と繋がっていて、彼の行動は常に危険と隣り合わせだ。
そんなある日、実父の所在が判明したアディにはID発行の可能性が出てきた。しかしある事件がきっかけとなって、二人の未来に重く暗い影が忍び寄る。
2025年1月31日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国ロードショー
『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』(配給・宣伝=リアリーライクフィルムズ)
出演: ウー・カンレン(アバン) /ジャック・タン(アディ) /タン・キムワン(マニー)/ セレーン・リム(ジアエン)
監督・脚本: ジン・オン
プロデューサー: アンジェリカ・リー/アレックス・C ・ロー 撮影: カルティク・ヴィジャイ 編集: スー・ムンタイ
音楽: 片山涼太/ウェン・フン
主題歌: [一路以来]片山涼太 挿入歌: [千言萬語](歌唱: ユン・メイシン、編曲: 片山涼太/ウェン・フン)
美術: スーンヨン・チョウ/ペニー・ツァイ
衣装: エレーン・ング メイクアップ: イェン・イヤップ
製作: More Entertainment Sdn Bhd, New Century Southward Development Co., Ltd.
後援: 在日マレーシア大使館
2023年/マレーシア・台湾合作映画/手話・マレー語・中国語・広東語・英語/115分/2.35:1/5.1ch/PG-12/原題: 富都青年 Abang Adik