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生の哀しみを鮮烈に描いた芥川賞候補作が、30年の時を経て待望の映画化。
映画『渇水』は06月02日(金)より全国ロードショー。

Editing by Design Studio Paperweight INC

2023.05.27

孤独を抱えた水道局員と、たった二人取り残された幼い姉妹。
給水制限の夏、一件の<停水執行>が波乱に満ちた人間模様を紡ぎだす
現代社会に真の絆を問う珠玉のヒューマンドラマ

1990年、第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補作となり注目を浴びた河林満による幻の名篇「渇水」が、刊行から30年の時を経て初の映画化。料金滞納家庭の水道を停めて回る水道局員と、たった二人で家に残された幼い姉妹。一件の停水執行をきっかけに巻き起こる心の物語を描く。

企画プロデュースを手掛けたのは数々の重厚なドラマを生み出し映画界にその名を轟かす白石和彌。主人公の岩切を多彩な演技で人を魅了する生田斗真が熱演し、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子をはじめ実力派俳優陣が顔を揃えた。

音楽をカリスマ的な人気を誇る向井秀徳が手掛け、監督:髙橋正弥×脚本:及川章太郎のタッグが、生の哀しみを描いた原作小説を、 絆が紡ぐ一筋の希望を描いた感動作へと昇華させた。

【停水執行】
料金滞納が続く利用者に対し、水道法第15条第3項、各自治体の給水条例に基づき水道事業者が給水停止処分を行うこと。

STORY

日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作 (生田斗真) は、同僚の木田 (磯村勇斗)とともに来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。妻(尾野真千子)や子供との関係もうまくいかず渇いた日々。
県内全域で給水制限が発令される中、岩切はふたりきりで家に残された恵子 (山﨑七海)と久美子 (柚穂) の幼い姉妹と出会う。父は蒸発、一人で姉妹を育てる母(門脇麦)も帰ってこない。 困窮家庭にとって最後のライフラインである“水”を停めるのか否か。 葛藤を抱えながらも岩切は規則に従い停水を執り行うが一。

 

2023年06月02日(金)より全国ロードショー

『渇水』(配給=KADOKAWA)

出演:生田斗真/門脇麦/磯村勇斗/山崎七海/柚穂/宮藤官九郎/宮世琉弥/吉澤健/池田成志/篠原篤/柴田理恵/森下能幸/田中要次/大鶴義丹/尾野真千子
原作:河林満 「渇水」 (角川文庫刊)
監督:髙橋正弥  脚本:及川章太郎  音楽:向井秀徳  企画プロデュース:白石和彌
主題歌:向井秀徳 「渇水」
製作:堀内大示/藤島ジュリーK./徳原重之/鈴木仁行/五十嵐淳之
企画:椿宜和  プロデューサー:長谷川晴彦/田坂公章  ラインプロデューサー:原田耕治
撮影:拷田竜太郎  照明:中須岳士/小迫智詩  美術:中澤正英  録音:石貝洋
スタイリスト:清藤美香  ヘアメイク:酒井啓介 (生田斗真) 渡辺順子
キャスティング:田端利江  編集:栗谷川純  カラリスト:高山春彦 整音:劉逸筠
助監督:山下久義  制作担当:土田守洋  企画協力:佐久田修志
製作プロダクション:レスバスピジョン  制作協力:レスパスフィルム
2023年/日本/カラー/ヨーロビアンピスタ/100分

 

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