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坂本龍一の音楽表現の変化を捉えた初の劇場版ドキュメンタリー『CODA』。プライベート映像や本人が語る映画音楽家への変遷、社会・環境問題への関わりや闘病生活…新たな楽曲が生み出されるまでを静かに映し出す。世界的音楽家の、音楽と思想の旅。
「全てをさらけ出した」 2012年から5年間という長期間に渡る密着取材によって実現。
さらにアーカイブ素材、貴重なプライベート映像も映画を彩る—
震災以降の坂本の音楽表現の変化に興味をもち、取材を始めたのは、本作が劇場版映画初監督となるスティーブン・ノムラ・シブル。坂本龍一初の劇場版長編ドキュメンタリーである本作は、オリジナルアルバム「async」の制作過程に密着。NYの自宅スタジオなどで行われたアルバム制作の様子、雨の音、北極圏の氷の溶ける音などの環境音を収集する姿を追っていく。また、YMO時代のライブ映像や、『戦場のメリークリスマス』 『ラストエンペラー』などの映画音楽制作中の貴重なエピソード、2014年の闘病生活までのすべてをカメラに収めている。さらに、90年代から社会問題・環境問題へ意識を向けるようになったことによる、坂本の音楽表現の変化もインタビューと共に綴られる。過去の旅路を振り返りながら、新たな楽曲が誕生するまでの、坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えたドキュメンタリー。
<CODA>とは
一つの楽曲や各楽章の終わりに、終結の効果を強めるためにつけ加える音楽用語。特性として、変調やキーの変化を示すことが多い。
2017年11月4日(土)より全国ロードショー
『CODA』(配給=KADOKAWA)
出演:坂本龍一
監督 : スティーブン・ノムラ・シブル プロデューサー : スティーブン・ノムラ・シブル エリック・ニアリ
エグゼクティブプロデューサー : 角川歴彦 若泉久央 町田修一 空 里香 プロデューサー:橋本佳子 共同制作 : 依田 一 小寺剛雄
撮影 : 空 音央 トム・リッチモンド, ASC 編集 : 櫛田尚代 大重裕二 音響効果: トム・ポール
製作/プロダクション:CINERIC BORDERLAND MEDIA
製作:KADOKAWA エイベックス・デジタル 電通ミュージック・アンド・エンタテインメント
制作協力 : NHK 共同プロダクション:ドキュメンタリージャパン
2017年/アメリカ・日本/カラー/DCPAmerican Vista/5.1ch/102分